山形スリーエム株式会社殿への導入
山形スリーエム(株)は、住友スリーエムグループの製造拠点として、プラスチック製品を主体とした
電気・電子、電力・通信、建築関連及び工業製品製造し、国内はもとより海外のスリーエム各社へも製品を供給している。 同社は工場における保全業務をシステム化することで、品質、安全性の向上、保全費の低減を図っている。
今回、本スケジューラーを導入した事で、将来の保全計画の立案、予算立てがCMMSとの連携で容易になり、
無駄の無い年度計画を立てることが可能になった。
その他の導入実績
A社はファシリティマネージメントの分野で大きなシェアを誇っている。 同社は、全国のオフィスビルを始め様々な施設を管理しており、CMMSシステムを用いて建物管理業務を合理化し
管理品質を下げることなく労務・外注費の低減を図っている。 このシステムをさらに効率良く運営する為に、同社は弊社の中長期管理スケジューラーの導入を決定した。
本ソフトウェアを導入することにより、ビル管理全体を一覧表の形で把握でき、計画の立案、予算策定が容易になる。 また、CMMSとのデータの遣り取りがシームレスに行えるため、本スケジューラーを通じても一元管理が可能となる。
現在、同社では全営業所に本システムを配布し運用を開始しており、追加導入も検討中である。
コージェネレーション設備保全管理システム導入実績
本システムは、東京ガス株式会社株式会社殿の幕張ビル発電所で、現在も運用されており、納入後、 約3年が経過している。コージェネレーション設備の保全及び運転管理は、電気事業法、
大気汚染防止法等の法規制が多く(導入当時)、一方ではコストミニマムでの運用が必須条件であった。 そこで、同社は本システムを導入し、煩雑な法規制の内容及び実務手続き事項の整備、設備仕様、
運転及び点検整備実績、保全計画、工程管理、将来計画のデータベース化をはかり、設備の運用 効率の改善をはかった。
本システムを導入したことによる効果
- ネットワーク(LAN)環境におけるシステムの共有が可能な為、業務関係者が情報を共有できることになった。
これにより、内容の異なる重複した情報(例えば改訂前と改定後のデータ)による作業のミス、ロスが減少し、作業効率及び信頼性を上げることができた。
- ドキュメント管理機能により保全データ及び履歴の管理レベルが向上し、対前年度比較による、 最適運転の詳細な見直しが可能となり、運転効率及び信頼性を上げることができた。
- 作業項目・機器と法規制の関連付け及び改定内容の追加・変更等の手直しが容易にできる為、 法規改定後の作業ミス、申請ミスが減少した。
- トラブル情報のデータベース化によりトラブルの再発が激減した。
また、この事は、ノウハウの蓄積にも繋がり、保全員の育成にも大きな効果を上げている。
- ガスタービンの部品数は膨大であるが、部品個々の戸籍作りと、過去の修理・更新実績が分類化されているため、 確実な管理が可能となり、保全時の整備忘れが減少した。
- ガスタービンの運転実績(運転時間、出力、排気温度、振動等)を日、月、期、年毎で詳細な推移の管理が可能となり、
タービンのストレス状況を把握し、その運転実績を整備に反映することで、予知保全を実施する事ができる為、 信頼性の向上に繋がった。
- 印刷機能を具備しており、表計算ソストウェアとの連携により各種の帳票作成を簡便化できた。