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Availability Workbench (AWB) は、信頼性中心保全 (RCM) に基づく保全戦略の策定支援、システムのライフサイクルに渡る可用性の推定、ライフサイクルコストの推定等を支援するためのソフトウェアです。
本製品は、プラントやシステムを構成するコンポーネント(系統システム)の故障に着目し、信頼性工学的手法を用いることで、 以下を支援します。
本製品を用いることにより故障モードと影響および致命度解析 (FMECA) の実施、予備品や他のリソースを制約条件とした信頼性、 アベイラビリティおよびライフサイクルコスト (LCC) の予測が可能となります。
製品名 | 説明 |
Availability Workbench | プラント、システム、コンポーネントの故障率、アベーラビリティ、信頼性およびキャパシティの分析、 信頼性中心保全戦略策定、故障履歴分析、経済性評価を支援します。 |
AWB は、以下に挙げるような問題に対するソリューションを提供します。
ERP インターフェースにより ERP (企業資源計画) 内のロケーション・設備資産情報・BOM 情報 (部品構成データ) のダウンロードやメンテナンス計画のアップロードが可能です。また、 ERP に記録された故障情報をダウンロードし、ワイブル分析 に利用することが出来ます。
故障モードと影響および致命度解析 (FMECA) に基づく RCM の実現を支援します。 RCM の実現により、コスト最小化・安全性および環境上のゴール設定・ オペレーション (運用) 上のゴール設定が可能となります。AWB は以下を支援します。
AvSim モジュールは、複雑かつ依存関係にあるシステムの信頼性とアベイラビリティを シミュレーションします。信頼性ブロック図 (RBD) または故障ツリー (FT) を用い、 冗長系、運用ルール (部品交換やメンテナンス)、影響度 (機能、運用、安全および環境) を分析パラメータとして用います。
Life Cycle Cost モジュール (クリックで拡大)
システムの運用開始から破棄までのトータルコストをシミュレーションします。コストツリー (CBS) の設定またはユーザ定義式の利用が可能です。
詳しくは Life cycle cost モジュールのページへ
ERP, EAM, CMMS に蓄積された故障履歴を取込み故障分布を分析します。 解析された故障分布は、RCMCost 中の故障ツリーや AvSim の故障モデルで利用されます。
Accelerated Life Testingモジュール (クリックで拡大)
加速寿命試験での故障データを解析し、通常の使用条件での信頼性の特性値を予測します。
詳しくは Accelerated Life Testing モジュールのページへ
AWBにより策定した保全戦略や保全・点検周期をタイムライン上で管理するソフトウェア「FLiPS」を用意しています。
詳しくは、点検(保全)周期表に基づく保全管理システムFLiPS を参照して下さい。また、品質管理や品質保証関連ドキュメント管理用システムとワイブル分析を組み合わせることで、製品やプラント不具合管理から故障分析までを支援できます。 品質管理や品質保証関連ドキュメント管理用システムとして、AiPOSTが存在します。 AiPOSTの利用により、以下のドキュメントの管理及び各レポートを処理するためのワークフローの設定が可能となります。