Simerics MP+Software

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SimericsMP+を用いた電動ポンプのCFD解析Interview

はじめに

前回(2018年1月)にご協力いただいた(https://www.wavefront.co.jp/CAE/PumpLinx/aisin.html) 株式会社アイシン様(https://www.aisin.com/jp/)に、再度ユーザー事例インタビューのご協力を頂きました。
前回はCFDの専門家の方々である解析技術部(旧CAE技術部)の方にお話を伺いましたが、今回は設計部門の方々にお話を伺いました。 昨今、よく話題になる設計者CAEについて、アイシン様の成功事例を伺いたいと思います。

PT電動アクチュエータ技術部
電動ポンプ設計室 (2022年1月現在)
畑グループ長

Q1

皆様の業務内容の簡単なご紹介をお願いいたします。

電動ポンプ設計室では、電動ウォーターポンプ、電動オイルポンプ及び両製品に使うモータの開発を実施しており、その中で我々は電動オイルポンプの製品開発を担当しております。

電動オイルポンプの採用例としては、BEVの主機モータ冷却用として使用されており、これまで以上に低コスト化を求められております。低コスト化の要求に対応しつつ、 必要な要求流量を満足させながら、電力消費や静粛性を担保させる設計を行っております。

Q2

他社様にお話を伺うと、CAE専門や研究開発の部門ではなく、設計部門でのCAEの活用は難しいとのご意見をよく伺うのですが、 貴社の設計部門の場合、CFDはどれくらい浸透しているのでしょうか?

開発期間短縮の為、試作フェーズ1回で見極めしていくには事前検証や目途付けを行う上でCFDを含むシミュレーションはなくてはならないツールになっております。

その中で、CFD解析は設計する上で設計者自身が実施する当然のプロセスとして取り入れております。

Q3

設計者CAEを活用して、どのような設計課題に注力されていらっしゃいますでしょうか。

単純なポンプ性能の解析用途からポンプ油路や油溝の形状含めてよりポンプ性能が最適となる形状の追求を実施しております。

また、極低温状態におけるポンプ性能の影響について、電動オイルポンプとしての機能を向上させる最適解を模索する為に実機整合性を取りながら、解析による検証に注力しております。

Q4

SimericsMP+をご評価いただいている点を教えて下さい。

テンプレートを利用することで簡単に容積型ポンプの非定常解析を実施することができ、担当者による解析結果の差が小さく実施しやすい事が最大の利点です。

また、アウトプットの定義も簡単に行うことが出来、結果をアニメーションで見ることが出来る為、時系列で数字・視覚両方で確認することで結果の把握が容易になっています。

Q5

SimericsMP+を使っての今後の予定、SimericsMP+へのご要望などを教えて下さい。

今後はポンプ内部の圧力変化を詳細に把握し、ポンプ性能の改善につなげ更なる効率化を目指したいと考えております。

実際のポンプでは理想位置での動作はほとんどないことから、より現実に近い状態でのポンプ作動を解析できるようになると更に利便性が増すと考えます。